こむら返りとまぶたのけいれんを改善しよう(「肝」との関係編)

こむら返りとまぶたのけいれんを改善しよう(「肝」との関係編) 漢方

こんにちは〜! 先週の日曜日は岡山マラソンがあり、岡山の街がとても賑わっていました♪
アスリートの皆さま、おつかれさまでした。

最近こむら返りや筋肉のけいれんについて続けてご質問を受けたので、ブログで僕が感じることを書いてみたいと思います。
前回、「血の不足」や潤いという点から書いてみたので、今回は「肝」との関係から書いてみようと思います。

「肝」の働きについて

漢方の考えでは、肝は
●血の貯蔵と全身への供給(調整機能)
●精神活動の安定化(自律神経系)
●筋膜、胆、目に関係(筋の柔軟性や弾力)

つまり、肝は血を蓄えて、メンタルや筋肉に関係しています。

肝に負担がかかるとこむら返りやけいれんが起こりやすくなります

ストレスや負担、睡眠不足などは肝に負担がかかり、筋肉の柔軟性や弾力が保てなくなります。

また、ここでも潤いや水々しさとも関係しています。

ストレスや無理や負担がかかると肝に負担がかかり、続くことで肝に熱を持ちます。
これを肝熱(かんねつ)といいます。

肝に負担がかかっている場合、負担をとってあげることが改善のポイントになります。

肝はスカッとすることが良い

ストレスが強く、肝の巡りが滞っている場合はスカッとすることをオススメします。
運動をして汗をかくこと、カラオケで大きな声を出すことなど良いですよ。

また、涙を流すことも肝に溜まったエネルギーを出してくれます。
感動する映画やドラマを見ることなども良いでしょう。

ただし、疲れや睡眠不足から肝に負担がかかっている場合は、寝たり、休みましょう。

原因に応じた対処が大切です。
漢方薬の中に疲れや無理、ストレスなどを解消したり、負担を減らすものがあります。

上手に使うと身体が楽になり、こむら返りやまぶたのけいれんが改善しますよ。

歳森 和明 / 薬剤師 - 国際中医専門員A級

薬剤師、国際中医師、笑顔セミナー認定講師。漢方薬局三代目。おだやかで大人しく見られがちですが、サーフィン、ダイビング、トライアスロンなど身体を動かすことや、食べ歩き・旅行が大好きなアクティブ人間です。SNS(Twitter、Facebook)で漢方や健康情報、勉強会情報を随時発信しています。