不妊にお悩みで冷え性の方は漢方で改善しましょう!

不妊にお悩みで冷え性の方は漢方で改善しましょう! 妊活・不妊

冷え症は不妊の原因になります

近年、日本人の平均体温は下がりつつあります。
この「冷え性」の大きな原因と考えられるのが、筋肉量の低下です。

昔は注意して歩かなければならなかった小石の多い道は舗装され、日本じゅうを鉄道が通り、家庭では車を持つことが当たり前になり、デスクワークが中心の会社が増えましたね。
お買い物も、今ではインターネットひとつで、服でも、食料でも、なんでも揃います。
世の中が便利になったということは、わたしたちは必要以上に動かなくなってしまったということです。

基礎体温というのは、筋肉量が増えると上がります。
日常生活で運動量の減った現代人は、筋肉量が減り、冷え性になりやすい身体になってしまっているといえるでしょう。

この「冷え性」が、妊娠を望む女性にとっては壁のひとつになるのです。
不妊の原因はさまざまですが、不妊にお悩みの女性の多くは、身体が冷えています。
不妊において最も注意すべき「冷え」とは、下腹部の冷えです。

下腹部には、赤ちゃんを育む「子宮」、古くなった老廃物を処理する「腎臓」や「膀胱」、「腸」などがありますね。
そこが冷えてしまうと、血流が悪くなり、子宮に栄養が行き届かなかったり、身体に悪いものを溜め込んでしまうのです。

下腹部に触れた時、表面は温かいですか?
しばらく手を置いてみても、ひんやりとして温かさをいまいち感じない場合、要注意です。

一見「わたしは大丈夫」と思っていらっしゃる方でも、実は「冷えている」こともあります。
下腹部から下が冷え性の状態で、上半身は温かい、いわゆる「冷えのぼせ」の状態もあります。
自分では冷え性を自覚していないことも多く、冷たい食べ物・飲み物を日常的に摂取することで、下腹部の冷え性が慢性化している可能性もあります。

西洋医学において「冷え性」は病気ではありません。
しかし、冷え性は身体の機能を大きく下げてしまいます。
子宮や卵巣など、妊娠に関わる臓器が大きく影響を受けるのです。

不妊の原因になる、冷え性をまねく生活環境

夜遅くまでスマホを触る女性「冷え性」をまねく生活環境には以下のようなものがあります。

・食生活(時間が不規則、冷たいものを多く摂る)
・昼夜逆転や、夜遅い生活
・運動不足
・過労

このような生活環境の何がいけないのかというと、腎・生殖器官が充分に働かず、精が不足してしまうことです。

臓器にはよく働く時間帯というものがあります。
腎・生殖器官の場合は、午後10時頃から午前2時が一番ホルモンが分泌され、精が整います。
お肌のゴールデンタイムも午後10時から午前2時と言われますが、この時間はホルモンがよく分泌される時間帯だからです。

腎・生殖器官が働く時間は、臓器に「集中できる環境」を作ってあげましょう。
つまり、この時間帯には熟睡していることが非常に大切です。

何かに集中しようとした時、片手間に他のことを行えませんよね。
例えば、テレビを見ながら勉強できるでしょうか?
それと同じで、しっかりと身体を整えようと思った時、身体を集中させてあげる必要があります。
身体を休めるべき時間帯に起きていたり、熟睡出来ていない日々が続くと、ホルモンバランスが崩れ、身体が弱ってしまいます。

それによって、低温期・高温期にも体温が上がらなくなったり、高温期の体温が不安定になってしまいます。

現代では、フルタイムで働いて遅い時間に帰宅したり、食生活が乱れていたり、疲れた毎日を送っていたり、そのような生活に運動不足がたたり、若い女性でも精が不足している方が大勢いらっしゃいます。

「冷え性」を防ぐ理想的な生活習慣

では、実際冷え性を防ぐためにはどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか。
まずは、睡眠時間です。
ホルモンバランスを整えるために、夜の11時には熟睡した状態にしておきましょう。
寝る前のスマートフォンなどの液晶の光は、交感神経を刺激してしまい、熟睡を妨げる原因にもなります。
極力、寝る前に強い光に接することは避けましょう。
また、特に寝つきの悪い方などは、読書をしたりマッサージをするなどして、脳をリラックスさせておくといいでしょう。

食事は季節のものをよく食べましょう。
山菜や海産物など、自然の食材にはエネルギーや栄養がたっぷり含まれています。
身体の組織は、全て口から取り入れたもので作られていきます。
バランスを心がけて、積極的に旬のものを食べることが、身体によい影響をもたらします。
冷たい食べ物や飲み物はなるべく控え、食材によっては火をしっかりと通して胃腸に負担をかけない食事を心がけるといいでしょう。

可能であれば運動も適度に行いましょう。
筋力を上げるためには、有酸素運動ではなく、無酸素運動が効果的です。

とは言っても、全てを理想的な生活に改変することは難しいでしょう。
だからこそ、冷え性の方には漢方をオススメします。

冷え性に効能を発揮する漢方のご紹介

不妊の原因のひとつである冷え性には、日常生活の改善と一緒に漢方をお飲みいただくことをオススメします。

西洋医学は症状を和らげる「対症療法」が中心であるのに対して、漢方・東洋医学は「根本療法」がベースで、身体の状態を総合的に診て、病気の根本的な原因を改善していきます。
不妊の場合は、妊娠を妨げる原因のひとつである「冷え性」自体にアプローチしていくということです。

漢方の強みとして、自然由来の生薬を使用していることが挙げられます。
漢方医学の歴史は2000年近くありますが、2000年間もの間、人々は自然の力と共に生き、自然に助けられてきたのです。
その「自然の力」こそが、弱った身体のもともとの力を引き出す鍵となります。

四逆湯(しぎゃくとう)

四逆湯は、元気がない方、寒がる方、特に手足が冷えた方にお飲み頂きます。
胃腸型を含む風邪や、急性・慢性の胃腸炎、下痢、吐き気にも効果効能があるとされており、身体を温め、新陳代謝を高めることで冷え改善に繋げます。

附子(ぶし)・乾姜(かんきょう)・甘草(かんぞう)の3つの生薬から成る方剤です。

乾姜(かんきょう)と甘草(かんぞう)とで「甘草乾姜湯」(かんぞうかんきょうとう)となります。
その甘草乾姜湯に附子(ぶし)を加え、四逆湯となります。

附子附子(ぶし)は、キンポウゲ科シナトリカブトの子根を乾燥したものです。

主に中国が原産で、花の色は紫・白・黄・ピンク色などがある多年草です。
薬用に使用される原料として、中国ではシナトリカブトとハナトリカブト、日本ではオクトリカブト、エゾトリカブトなどがあります。

日本では、トリカブト自体は有毒植物として有名ですね。

ところが、漢方ではそのまま生薬として用いることはほぼなく、修治と呼ばれる弱毒処理が行われ、毒抜きをしたものが附子(ぶし)として使用されます。

※「修治」には専門的な薬学的知識が必要であること、またトリカブトは非常に毒性が強いことから、素人が個人判断で修治を行うことは絶対にやめましょう。

漢方では、トリカブト属の塊根(かいこん)部分を修治して附子(ぶし)という生薬にします。
厳密にご説明すると、塊根の子根(しこん)部分が附子、親の部分は烏頭(うず)、子根のない単体の塊根を天雄(てんゆう)といい、それぞれ使用法が異なりますが、現在は附子以外の呼び名はほぼ用いられていません。

身体を温めたり、新陳代謝の機能を高める作用があります。
また、強心・鎮痛・利尿・鎮静の効能があります。

※修治を行っていない野生のトリカブトを、個人の判断で採取してお飲みになることは絶対にやめましょう。
漢方薬を正しくお飲み頂くためにも、漢方に関することは専門の薬剤師にご相談ください。

 

乾姜乾姜(かんきょう)は、ショウガ科ショウガの根茎のことです。

ショウガは、アジアの特に熱帯地が原産の多年草で、50~70cmの草丈になります。
通常、温帯地方に生息するショウガには、花は咲きません。

冬期には、摂氏10度以下になると腐敗してしまいます。
生薬として使用されるのは、このショウガの根茎の部分です。

蒸して乾燥したものを「乾姜(かんきょう)」といい、生のものを「生姜(しょうきょう)といいます。
この2つは元になる植物こそ同じですが、効能は異なります。
主に内臓や四肢を温めたり、新陳代謝機能を高める作用があります。

 

甘草甘草(かんぞう)は、マメ科カンゾウ属の植物の根や根茎を乾燥させたものです。

高さ40~70cmの多年草で、種類により生育地が異なります。
根茎は長さ1~2mにもなり、下方ではなく、四方に根茎を伸ばします。

6~7月頃に花をつけ、7~8月頃に実が熟します。
現在用いられている原料は、主に中国、オーストラリアから輸入されたものですが、日本では300年以上前から栽培が行われています。

 

日本の薬局・漢方専門薬局においては、ウラルカンゾウ(別名東北甘草)またはスペインカンゾウ(別名西北甘草/リコリス)の甘草が原則生薬に使用される甘草とされており、グリチルリチン(グリチルリチン酸)が2.5%以上含まれるものと規定されています。

グリチルリチンは、アレルギー症状や肝機能障害に有効であるとされています。
主に緊張をほぐす作用があり、その他鎮痛・鎮痙(ちんけい)・解毒・鎮咳(ちんがい)などの効能があります。
また、消炎作用や美白の効果を持ち、漢方や医薬のみならず、化粧品や医薬部外品の原料としても使用されているのが特徴です。

甘草は、漢方では方剤の多くに用いられ、漢方医療では「なくてはならない生薬」といっても過言ではありません。
また、一般的に漢方薬は複数の生薬を組み合わせてつくられますが、甘草に関しては漢方では珍しい、単味の「甘草湯(かんぞうとう)」という方剤が存在します。

また、グリチルリチン酸(また、その加水分解物)には、ショ糖の150倍の甘さがあります。
エキスや粉末を甘味料として用いることもあり、甘味成分としては、グリチルリチンをはじめ、ブドウ糖、ショ糖などが含まれます。

真武湯(しんぶとう)

真武湯(しんぶとう)は、体をあたため、身体の機能を高める働きをする漢方です。
また、利水・鎮痛効果もあります。
冷え性・やせ型・体力の低下・下痢や腹痛を起こしやすい…そんな方におすすめの漢方です。
逆に、のぼせの傾向がある方などには不向きです。

附子(ぶし)、茯苓(ぶくりょう)、白朮(びゃくじゅつ)、芍薬(しゃくやく)、生姜(しょうきょう)の5つの生薬から成ります。

附子(ぶし)は、さきほどの「四逆湯」でもご紹介した通りですね。
身体をあたためて痛みをとります。

茯苓茯苓(ぶくりょう)は、地中の約20~30cmあたりのアカマツやクロマツの根に寄生する、サルノコシカケ科のマツホド菌で、塊状の菌核が生薬の部分にあたります。

外皮は黒に近い褐色で内面は白色をしており、菌の菌核を乾燥し外皮を除いたものを使用します。

漢方では配合薬としてよく使用される生薬で、単独として使用されることはほぼありませんが、茯苓茶としてなど、煎じて飲むという場合もあります。

利尿作用や、鎮静、健胃、食欲増進などのほか、精神を安定させる作用もあります。
また、中国では美容にも良いと注目されており、成分の多糖類には保湿効果があり、美白の妙薬として化粧品に使用されることもあります。

朮(おけら)白朮(びゃくじゅつ)は朮(おけら)の根茎です。

オケラ種・オオバナオケラなどの根茎を白朮(びゃくじゅつ)と呼びます。

朮(おけら)の若芽は山菜として食用になることもあり、山地では比較的親しみのある植物です。

 

晩秋〜初冬にかけて、地上部が枯れるころに根茎を採集し、不要な部分を取り除いて生薬とします。

芍薬芍薬(しゃくやく)は、美しい花を咲かせるボタン科の多年草で、根の部分を乾燥させたものが生薬となります。

5月~初夏頃に、紅(赤)・白・ピンクなどの牡丹によく似た大きな花を咲かせ、よい香りがあります。
同じボタン科でも、牡丹が木本(樹木)であるのに対し芍薬は草本のため、冬季には地上部が枯れ、根茎は休眠状態に入ります。

「一重咲き」「八重咲き」「翁咲き」などの花の開き方があり、立派な翁咲きは特に美しい風合いです。
アジア大陸北東部が主な原産地ですが、日本では長野県や新潟県、奈良県などで薬用の使用目的で栽培されています。

芍薬は花としての品種も多く、牡丹(ぼたん)の花と並べられることも多い植物です。
牡丹は「花王」と称されますが、それに対し芍薬は「花相(花の宰相)」と呼ばれ、漢方として使用されるだけでなく「茶花」として鑑賞されるなど、多くの花道家や園芸家にも愛されています。
また、ハーブとしては花びらが使用され、香水としてその香りが使用されるなど、多くの部分を使用できることも特徴です。

芍薬の可憐で美しい花のような女性を模してか、その薬効は婦人病によいとされ、漢方では古くから主に女性への漢方に使用される生薬として有名です。

芍薬にまつわることわざには「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」というものがあり、芍薬・牡丹は共に優美な花で、百合は清楚な花であることから、美人や美しい立ち振る舞いを花に見立てて形容したことわざです。

芍薬はすっと伸びた茎の先端に大輪の華麗な花を咲かせ、シャンと背筋を伸ばしています。
牡丹は枝分かれした横向きの枝に上向きの花をつけますが、その姿が顔をしっかりと上げて座る、凛とした女性のようだという意味です。
百合は、風を受けて揺れるさまが美しいことから、歩く姿として例えられます。
芍薬だけでなく、他の2つについても全て婦人系に関係する薬草です。
花が美しいだけではなく、美しい女性をつくる薬草としても優秀なのですね。

少し話が逸れてしまいましたが、芍薬は主に冷えや貧血、生理時の不調など、女性にまつわる様々な機能に働きかけます。
消炎・鎮痛・止血・抗けいれん作用がある生薬です。

 

生姜

生姜(しょうきょう)は、さきほどの四逆湯(しぎゃくとう)に使用されている乾姜(かんきょう)と同じ、ショウガからつくられる生薬です。

東洋医学の考えかたでは、同じショウガでもその生薬の生成の仕方で、効能に違いがあります。
漢方には「生姜」を入れる方剤と「乾姜」を入れる方剤があり、この二つには大きな違いがあります。

生姜(しょうきょう)は、身体の浅いところを温めたり、発汗を促すのに向いています。
乾姜(かんきょう)は、より身体の深いところをじんわりと温めるといわれています。

そのため、風邪の引き始めなどは症状が比較的身体の外側にあるので、生姜で表面近くを温めたり発汗させることで、風邪を吹き飛ばします。
また、手足が冷えていたり、下腹部の冷えで下痢になりやすい人などは、身体の深いところや内臓を温める必要があるため、乾姜を使って芯から温めます。

附子理中湯(ぶしりちゅうとう)

別名、附子人参湯(ブシニンジントウ)ともいいます。
身体を温め、胃腸の働きを高めて、食欲不振、胃もたれ、胃痛、下痢などを改善します。
冷え・胃腸不良・血色不良・吐き気・めまい・頭重・胃痛といった症状をよく引き起こしやすい、虚弱体質な方にお飲み頂きます。
附子(ぶし)・白朮(びゃくじゅつ)・乾姜(かんきょう)・甘草(かんぞう)・人参(にんじん)の5つの生薬から成ります。

人参その中のひとつ人参(にんじん)は、ウコギ科オタネニンジンの根を乾燥したものです。

私たちの生活に馴染み深い野菜の「ニンジン」はセリ科であり、近類種でもなく全く異なる品種です。
中国・朝鮮半島・日本では古くからよく知られた馴染み深い薬草で、もともとは「人蔘」と呼ばれていました。

根の形が人の手足のように枝分かれすることから、人の姿を連想して付けられた名前だと言われています。

「にんじん」という呼び名は、もともとこのオタネニンジンを指すものでした。
しかし、江戸時代以降にセリ科の根菜である現在のニンジンが日本に広まり、オタネニンジンと似た見た目であることから、セリ科のニンジンは「せりにんじん」などと呼ばれるようになりました。
“せりにんじん”は野菜として広く使われるようになり、略称として「にんじん」と呼ばれることが多くなり、「人参」イコール「せりにんじん」が常識となりました。
その後、主に薬用として使用される本来の人参と区別するため、オタネニンジンの名が使用されるようになりました。

オタネニンジンは草丈60cmほどの多年草で、長い柄の葉をもちます。
4~5月、淡い黄緑色の可愛らしい花が咲きます、7月下旬頃に鮮やかな紅色の果実が熟します。
オタネニンジンは通常1年間の苗作りの後5年間栽培して収穫する、手間と時間のかかる植物です。

人参(にんじん)は、江戸時代の日本では大変に高価な生薬とされていました。
また、その効果も高いと評判で「人参で行水(医薬のかぎりを尽くして治療をする)」ということわざも生まれたほどです。

その人参(にんじん)は確かに優秀な生薬で、漢方においても様々な方剤に使用されています。

(にんじん)は身体を温め、新陳代謝を促すことで胃の衰弱を改善する作用をもちます。
健胃整腸、疲れやすい、食欲不振などに効果があります。
また、他の漢方の薬効を強める働きがあるといわれています。

鹿茸(ろくじょう)

鹿茸(ろくじょう)は、中国・モンゴル・シベリアなどに生息する、アカジカ(もしくは満州ジカ)の雄の幼角を乾燥させたものです。

雄のアカジカ・満州ジカは毎年3~4月に角が生え変わり、5~6月頃に最も角が成長します。

中国では古来から鹿茸は珍しく、貴重なものであるとされてきました。
日本でも古くから生薬の一種として長年使用されてきた、歴史のある生薬です。

鹿茸は、角が若ければ若いほど高級品とされ、若い角は骨髄の密度が高く栄養が充実しています。

その効能としては、強壮・造血・性機能向上・記憶力向上などがあり、特にインポテンツ・遺精・身体衰弱による性機能低下などはっきりとした作用が見られます。
漢方における不妊への対応として大きな力を発揮するのが、この鹿茸という生薬です。

また、その主成分にはコラーゲン・カルシウム・エストラジオール(女性卵胞ホルモン)などの、女性機能には欠かせない栄養素がふんだんに含まれています。
特に、カルシウム・エストラジオール(女性卵胞ホルモン)は妊娠するためには欠かせない材料です。

腎虚には、生理周期が短く、基礎体温が高めでほてるタイプの方と、基礎体温が低めで、冷えるタイプの方がいます。
不妊症の方のうち、70〜80%が「腎陽虚」タイプです。

腎陽虚タイプの補腎法には、身体をあたためながら腎を強化する「補腎陽」を行います。
その「補腎陽」作用を有する最高の生薬は動物生薬の「鹿茸」です。

冷え性や不妊を改善する漢方のご相談は福神トシモリ薬局へ

福神トシモリ薬局冷え性の方は女性に多く、広く知られている一般的な症状であることから、自覚症状のある方が多いにも関わらず軽く考えられがちです。

不妊でお悩みの方の中で、同時に冷え性でもある方は非常に多いのです。
冷え性は、妊娠を妨げる原因の中でも瘀血(おけつ)と並んで特に多いとされております。

福神トシモリ薬局へ不妊の相談に来られる方の中にも、何度も体外受精に臨まれ、それでも良い結果が出ず悩んでおられる方が多くいらっしゃいます。

しかし、植物が凍った土地には芽が出ないことと同じで、温かい土壌でなければ種は芽吹きません。
さらに、「妊娠」できたとしても、「出産」までが目標です。
赤ちゃんが安心して育つことのできる身体でなければ、妊娠した後に大変な思いをする可能性だってあります。
だからこそ、漢方と栄養素によって自身の身体という土壌を豊かにし、いつでも子宝を授かれるように整えておくことが大切なのです。

2004年1月1日から2016年12月31日までの12年間で、福神トシモリ薬局に相談に来られた中で945名もの方が、漢方による体質の改善で待望の子宝を授かっていらっしゃいます。

冷え性をはじめ、今抱えている不妊のお悩みはどんなことでもご相談ください。
不妊専門の女性薬剤師がしっかりとお話をお伺いし、あなたの身体の状態に合った漢方を選定し、妊娠しやすい身体づくりのお手伝いをさせていただきます。

 

歳森 和明 / 薬剤師 - 国際中医専門員A級

薬剤師、国際中医師、笑顔セミナー認定講師。漢方薬局三代目。おだやかで大人しく見られがちですが、サーフィン、ダイビング、トライアスロンなど身体を動かすことや、食べ歩き・旅行が大好きなアクティブ人間です。SNS(Twitter、Facebook)で漢方や健康情報、勉強会情報を随時発信しています。