【保存版】漢方的冬の養生まとめ

【保存版】漢方的冬の養生まとめ 漢方

なんか急に寒くなりましたね。 
今日、お客様のところに漢方の配達をしに自転車で行ってたんですが、けっこう寒かったです。

寒くなってきたので、漢方的な冬の養生について書きました。

冬の養生を心がけて、寒い季節も元気に過ごしましょうね〜。 

「冬はほっこり」がキーワード

 冬の養生にとても大切なことは
●冷やさないこと
●温めること

特に、首、手首、足首を温めて、温かいものを食べましょう♪
 味噌汁、野菜スープ、鍋、湯豆腐、お粥なんか良いんじゃないかなー。

身体だけじゃなく、こころも冷やさないように、ほっこりいきましょう〜♪

冬の五臓は「腎」

寒さが厳しくなってくると、冷えによって巡りが悪くなったり、老廃物が排出されにくくなったりしやすいです。

冷えが原因の肩こりや生理痛、膝痛・腰痛なども起こりやすくなります。

漢方の考えで腎は、
●ホルモン系
●免疫系
●水分代謝

などに関係します。 腎は冷えが苦手なので、冷やすと良くないんです。

冬は冷たいものを控えて、温めたり、腎の働きを助ける食べ物を摂りましょう。
黒い食べ物は腎を元気にします。

 黒ごま、黒豆、黒きくらげなどの黒い食材は、腎の働きを助けます。

生姜、ニラ、ネギ、ニンニク、唐辛子、山椒、鶏肉、エビ、玉ねぎ、かぼちゃ、くるみなどは身体を温める食材です。

羊肉は身体を温める効果が高いですよー。 身体が冷えている人はオススメ。

腎と老化について

漢方で考える腎の役割は、身体の成長や生命活動そのものなので、成長や老化と関係しています。
腎をしっかりケアすることは、アンチエイジング対策にもつながり、いつも若々しくいるためのコツになります♪ 

冬はがんばりすぎない

冬って、木々も葉を落とし、動物たちも冬眠しますよね。
漢方の考えでは、冬はじっとエネルギーを蓄える季節と考えます。
なので、冬は漢方的には、朝寝坊OK。
「早寝遅起き」で、睡眠をたっぷりとって欲しいんです。

また、湯船に浸かって、のんびり、ほっこりしましょう。
ストイックなダイエット、激しい運動は控えてください。 冬はエネルギーを蓄える季節です。 
冬にエネルギーを蓄えておかないと、春にパワーが出ません。
エネルギーが足りないと、季節が変わっても、冷えたり、気力がわかなくなってしまいます。

冬はがんばりすぎないでちょうどいいんです。

冬はこころおだやかに過ごしましょう。

冬は腎のはたらきを助けることが大切ですが、 漢方では、驚きすぎたり、恐れすぎたりすると腎を傷つけると考えます。
 驚きすぎたり、恐れすぎたり、がんばりすぎて、エネルギーを放出しすぎないように気をつけて。

こころ静かにして、冬はほっこりいきましょう♪

歳森 和明 / 薬剤師 - 国際中医専門員A級

薬剤師、国際中医師、笑顔セミナー認定講師。漢方薬局三代目。おだやかで大人しく見られがちですが、サーフィン、ダイビング、トライアスロンなど身体を動かすことや、食べ歩き・旅行が大好きなアクティブ人間です。SNS(Twitter、Facebook)で漢方や健康情報、勉強会情報を随時発信しています。